実際、私が最近経験したので、調べてみました。
キッチンで人参を洗おうとしたとき、その表面がいつもと違ってヌルヌルしていることに気づきました。
最初は「これはまだ食べれるのかな?」と不安に思いました。
しかし、ぬめりがあるからといって、すぐに捨てるのはもったいないですよね。
このぬめりや柔らかい感触の原因について調べてみることにしました。
調べてみると、人参の表面がヌルヌルするのは、必ずしも悪いことではなく、正しい処理をすれば安全に食べれることがわかりました。
このぬめりや柔らかい状態の原因を理解することで、無駄なく人参を使い切ることができるようになります。
また、ニンジンをヌルヌルさせない保存方法は、どうすればよいのでしょうか。
キッチンの常備野菜である人参!ぜひ、ご参考にしてみて下さいね。
人参の表面がヌルヌルするけど食べれる?
新鮮なニンジンは、水道水で洗い、皮を剥かずに調理することが多いですよね。
皮と実の間に栄養が豊富に含まれているのは、料理番組でもおなじみですね。
人参の表面のヌルヌルは、多少であれば腐っているわけではありません。
このぬるぬるは、ニンジンに含まれる糖質や水分によって雑菌が繁殖しやすくなることで発生します。
しかし、わずかなヌルヌルであれば、しっかりと水道水で洗い流し、皮を剥いて火を通すことで食べても問題はありません。
生で食べるのは極力できるだけ避けましょう。
また、ヌルヌルが強い場合や、酸っぱい臭いがする場合は、腐敗が進んでいる可能性が高いため、食べない方が良いでしょう。
腐敗している人参の見分け方としては、以下のポイントがあります。
臭いで判断
新鮮は人参は土の香りがしますよね。
腐敗した人参は独特の酸っぱい生ゴミのような不快な臭いがすることがあります。
酸っぱい匂いの元は、腐敗による酢酸など発酵臭が原因です。
もし人参から異常な酸っぱい匂いがするときは、食べるのはあきらめましょう。
触って確認
新鮮なニンジンはしっかりとしていて、固い弾力があります。
しかし、腐敗が進むと表面にぬめりが出て、触るとぶにょぶにょと形が崩れることもあります。
ぬめりが強く、拭いたり洗ったりしても取れない場合や、指で押して跡が残るようならば、腐敗が進んでいる可能性があります。
やはり、食べるのは控えた方が良いですね。
見た目で判断
明らかに黒く変色していたり、カビが生えている場合は腐敗しています。
全体的にシワシワしていたり、ぶよぶよしている、中身が崩れている場合も腐敗が進んでいると考えられます。
見えない部分にカビの胞子がいることもあるので、食べるのは諦めましょう。
安心安全に食べるために、よく観察してみましょう。
そんなにニンジンをまじまじ見たことはありませんね。
人参の表面のぬめりや柔らかい原因は?
人参の表面のぬめりや柔らかい原因はどこからくるのでしょうか。
人参表面のヌメリの原因は
ニンジンの表面のぬめりがおこる原因は、デンプンと水分です。
時間の経過とともに、人参に含まれる糖質が表面ににじみ出し、雑菌の栄養源になって増殖します。
買ってきたときのビニール袋の内側に水滴があると、雑菌が発生しやすくなり、ぬめりを呼びます。
そのぬめりがだんだんと腐敗へと進行していきます。
ヌメリの原因は雑菌の繁殖!怖いですね。
強いぬめりや不快な臭いがする場合は、食中毒のリスクがあるため避けるべきです。
わずかなぬめりであれば、洗い流して皮を剥いて加熱調理で頂くことは可能ですが、自己判断で安全にお願い致します。
人参を新鮮な状態で保つためには、適切な保存方法が重要です。
人参が柔らかくなる原因は
人参が柔らかくなってしまう原因は、主に二つあります。
ひとつには、乾燥です。
人参は水分を多く含んでいるので、湿度が保てないと水分が蒸発します。
その結果、ふにゃふにゃと柔らかくなってしまいます。
冷蔵庫での長期保存や皮に傷や剥がれがある場合には、乾燥が進みやすくふにゃふにゃになってしまうんですね。
もう一つは、凍結と解凍です。
人参を冷凍すると、ニンジン内部のすいぶんが凍ることで、膨張して細胞が破壊されます。
そして、解凍時には、凍っていた水分が流れ出て、ふにゃふにゃ柔らかい状態になります。
カビや腐っていなければ、食べることはできますが、サラダなど生食は避け、皮を剥いて加熱調理すれば、風味は落ちるものの大丈夫です。
人参の表面のヌルヌルを防ぐ保存方法は?
人参を新鮮な状態で長く保つためには、適切な保存方法が必要です。
ここでは、人参をしっかりと保存するための具体的な手順をご紹介します。
冷蔵保存する場合
まず、袋から出して水道水で良く洗い、ペーパーや布巾で水分をしっかり拭き取ります。
人参から出てくる水分を吸収するために、新聞紙やキッチンペーパーで1本ずつ包みます。
乾燥も防げるので、一石二鳥です。
まとめてポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に立てて保存しましょう。
立てることで、湿気を避け、鮮度を保つことができます。
キッチンペーパーは湿ってきたら、交換します。
冷凍保存する場合
冷凍保存する場合は、皮を剥いて、料理に合った大きさにカットして、ジッパー付きの保存パックに平らにならして入れ、冷凍庫に保管します。
凍ったまま火にかけてお料理できて、便利ですよ。
以上の方法は、人参の鮮度を落とすことなく、長期保存ができます。
新鮮な人参の見分け方
新鮮なニンジンの見分け方は、野菜ソムリエの方やお料理番組でも良く取り上げられています。
・人参の表面にデコボコが少なく、つややかなめらかなこと
・色が濃いこと
・固くて重量感があること
・袋に水滴がついていないこと
葉っぱが切ってある場合
葉っぱが切り落してある場合の見分け方は以下の通りです。
・葉がついていた部分が小さく、黒ずみがないこと
・新しい葉っぱが出てきていないこと
葉付きの場合
人参に葉っぱがついている場合
・葉っぱが緑色でシャキッとしていること
購入後は早めに切り落すと葉っぱに栄養が取られません。
味噌汁やスープに刻んで入れたり、人参独特な香りがありますので、バジルの代わりにパスタソースに加えるとジェノベーゼソースになります。
乾燥させて刻み、ふりかけにしてご飯にかけるのもおすすめです。
人参に葉っぱがついて売っていることはまれで、新鮮さの証ですね。
栄養も豊富で独特な香りがありますので、有効活用したいところです。
スーパーに並んでいる人参はどれも同じに見えますね。
こっちの1本はすごくプリッして良いけど、もう1本がしなびてる~なんてよくありますよね。
人参は1年中見かける常備野菜ですが、特に秋から冬にかけては甘味があり栄養価が高く、美味しい旬の時期とされています。
人参の表面がヌルヌルするけど食べれる?まとめ
今回は、人参の表面がヌルヌルしている状態や、なぜ柔らかい感触になるのかという原因について探りました。
人参の表面に見られるぬめりは、多くの場合、食べることができる状態です。
適切に洗浄し、調理することで、ぬめりを取り除き、安全に食べれることが確認されています。
また、人参が柔らかいのは、乾燥や凍結解凍の過程で水分が失われることが原因ですが、これもまた適切な調理法を用いれば美味しくいただけます。
最後に、人参を新鮮に保つための保存方法も調べてみました。
人参の表面がヌルヌルしていても、ぬめりや柔らかい状態の原因がわかったので、正しい処理をすれば、風味は落ちても問題なく食べれるんですね。
ぜひ、参考にしてみて下さいね。