梅雨の訪れと共に、梅の実が可愛らしくぷっくりと育ち始めるこの季節。
甘酸っぱいサッパリとした梅ジュース(梅シロップ)、出来上がるのが待ち遠しいですね。
そんな梅ジュースは、何歳から飲ませても大丈夫なのでしょうか?
子どもさんにとっても効能や効果があるのか、その栄養成分と効果・効能について、私たちはどれだけ知っているでしょうか。
その美味しさは子供から大人まで幅広く支持されていますが、実際の効能や効果はあまり知られていません。
この記事では、梅ジュースの持つたくさんの効能と、何歳から子供たちに与えることが適切かを探ります。
梅の実が熟すこの時期に、梅ジュースのすばらしい栄養成分を知って効果と共に、健やかな毎日を安心して送れるといいですね。
☟おすすめの梅シロップ
梅ジュースは何歳から大丈夫?
梅ジュース・梅シロップは何歳の赤ちゃんから飲ませても大丈夫なのでしょうか?
梅ジュースの開始時期
梅ジュースや梅シロップは、サッパリとした甘酸っぱさが魅力で多くの人に好まれていますが、赤ちゃんやお子さんにとって、いつの時期から飲むことができるのか、考えると心配になりますね。
一般的には、生後7~8か月頃、離乳食中期に入る頃、梅ジュースや梅シロップをごく薄めて飲ませても良いとされています。
生後7~8か月頃になると、赤ちゃんの消化器官も発達して梅ジュースの栄養を吸収できるようになります。
梅ジュースを与える場合の注意点
赤ちゃんに梅ジュースや梅シロップをあげる時の注意点がいくつかあります。
家庭で作った自家製の梅シロップを赤ちゃんに与える場合、加熱殺菌することが重要とされています。
一般的に、赤ちゃんには生ものを控えた方が良いからです。
また、糖分を多く含む梅ジュースや梅シロップは、糖分の摂取量が増えてしまうのを防ぐためにも、一日の摂取適量に注意が必要です。
市販の梅ジュースや梅シロップの場合は、殺菌加熱されていることが多いのですが、糖分に関しては多いことが予想されますので、注意することが大事ですね。
梅ジュースのアレルギー
梅自体は、食品リスト上にアレルギーを引き起こしやすい食品とはされていません。
しかし、赤ちゃんによってはアレルギー反応を起こす可能性がゼロとはいえません。
口の周りが赤く腫れる、痒がるなどの症状があった場合には、梅ジュースや梅シロップを与えるのは即やめて、医師の診察を受けることをおすすめします。
梅ジュースの赤ちゃんへの適正
梅ジュースや梅シロップには、食中毒の予防や血液サラサラ作用、食欲増進作用などの効能があるとされています。
詳しくは梅ジュースの効果効能のところでご紹介しています。
大人にも子供さんにも赤ちゃんにも、この効果は有効なのですが、梅ジュースを飲むだけで、体質改善されるわけではなく、バランスの良い食事を組み合わせることも大事なことですね。
また、梅ジュースは夏の暑さのなかで爽やかに水分補給するために、赤ちゃんにも適していますが、自家製の場合には加熱殺菌や保存期間に注意して、新鮮なうちに飲みきりましょう。
梅ジュースや梅シロップを赤ちゃんに与える場合には、赤ちゃんの様子をよく見ながら、時期を見極め、適量をあげましょう。
その効果効能を最大限に活かすことができますよ。
充分に配慮して与えることで、赤ちゃんの成長と健康を支えてくれる美味しい飲み物になりますね。
梅ジュースの栄養成分は?
梅ジュースの主な栄養成分はどんなものでしょうか。
・エネルギー: 100㏄あたり約49kcalのエネルギーがあります。
・炭水化物: 100㏄中に12.3g含まれており、そのうち糖質が12.2gです。
・ビタミンE: 抗酸化作用があり、100㏄あたり0.1mg含まれています。
・ビタミンB6: 体内での多くの代謝反応に関与し、100㏄あたり0.01mg含まれています。
・ミネラル: ナトリウムが35mg、カリウムが30mg、カルシウムが1mg、マグネシウムが2mg、リンが2mg、鉄が0.2mg、銅が0.01mg、マンガンが0.01mg含まれています。
・食物繊維: 総量が0.1g含まれています。
☟おすすめの梅シロップ
梅ジュースの子どもへ効果効能は?
梅ジュースや梅シロップの子どもへの効果効能については、大人と大きく変わるものではありませんでした。
子どもさんの健康に多くの利点がある飲み物ですね。
詳しくご紹介していきます。
ミネラルとビタミンの吸収を助ける
梅ジュースや梅シロップに含まれるクエン酸は、カルシウムや鉄や亜鉛などのミネラルの吸収を高める作用があります。
ミネラルは子どもさんの成長に欠かせませんね。
食欲の促進
梅ジュースや梅シロップの酸味は、唾液や胃液の分泌を促進して、食欲増進作用が期待できます。
夏バテや風邪など食欲が落ちてしまったときに効果的です。
むくみに効果
梅ジュースにはカリウムが豊富に含まれています。
体内の余分な塩分を出力し、むくみを防いでくれる効果が期待できます。
塩分を多く摂取しがちな食生活を送る現代の子どもさん達にとても有効な効果です。
抗酸化作用
梅ジュースや梅シロップには、ポリフェノールやビタミンEが含まれています。
強い抗酸化作用があり、体内の酸化を抑制してくれる効果が期待できるんですね。
大人にも嬉しい酸化防止作用です。細胞を守り、健康維持に大いに役立ってくれます。
熱中症予防
夏場の熱中症予防にも効果があります。
梅に含まれるクエン酸は、汗によって失われたミネラルの吸収を助けて、熱中症予防に役立ってくれます。
水分補給にも最適で、暑い季節に子供さんたちが美味しく飲むこともできますね。
注意点は
子どもさんたちに梅ジュースや梅シロップをあげる場合、糖分には特に注意が必要です。
市販の梅ジュースには砂糖が多く使われていますので、自家製の梅ジュースを作る場合には、氷砂糖の量を減らしてみるとか、はちみつにしてみるなど、糖分と甘味のバランスを考えましょう。
1歳未満の赤ちゃんにははちみつを与えないように注意してくださいね。
梅ジュースや梅シロップは子どもさん達の健康維持に大いに役立つ飲み物になりますね。
注意点としては、過分な糖分とアレルギー反応に注意して、バランスの良い食事と組み合わせていきましょう。
梅ジュースは何歳から大丈夫?まとめ
梅ジュースは、何歳から子どもたちにとって大丈夫なのか調査しました。
一般的に生後7~8か月の離乳食中期からが大丈夫とされていました。
大人だけでなく子どもたちにとっても栄養満点の飲み物です。
その栄養成分には、成長に必要なミネラルやビタミンが含まれており、何歳からでも子どもたちの健康をサポートする効果が期待できます。
特に、梅ジュースの効能は、子どもたちの食欲を刺激し、夏バテ予防にも役立ちます。
また、梅ジュースに含まれるクエン酸は、何歳からでも体の疲れを癒し、元気を取り戻す効果をもたらします。
子どもたちが喜ぶ、自然の甘さと酸味が絶妙な梅ジュースは、栄養成分と効能効果で、毎日を楽しく健康に過ごす手助けをしてくれるでしょう。
親子で楽しむ梅ジュースは、何歳からでも安心して飲める、子どもたちにとっても嬉しい味方です。
過剰な糖分とアレルギー反応に注意しつつ、美味しくて健康的な梅ジュースで、夏の暑さを乗り切りましょう。