文春オンラインで宝塚歌劇団の演出家、原田諒氏(41歳)がセクハラパワハラにより退団していたことが明らかとなりました。公演の最中であったことでも驚きを隠せない動揺が広がっています。
原田りょう氏のセクハラ被害にあったのは男性ではないかとの声があり調べてみました。原田諒氏と真矢みきさんの関係や、原田諒氏の結婚についても調査してみました。
原田諒氏のセクハラ被害者は男性?!
文春の報道では、被害者の性別は明らかにされていません。当然女性と思い記事を読んでいくと性別の記載がないことで違和感が増しているようです。
演出家助手ということで演出家には男性が多いので、被害にあったのも男性ではないかとの疑惑も出ています。
夜の呼び出しなども演出助手の方が女性であったら、セクハラ発覚がもう少し早かったのではないかと考えられます。
ノンケを狙うのはやめたれ
原田諒氏のパワハラ文春報道
※東京宝塚劇場
文春オンラインによりますと、雪組公演の浅田次郎原作「蒼穹の昴」、この舞台で退団する4人の娘役のサヨナラショーが行われ盛大なフィナーレを迎えていました。
宝塚の肝いり、中国の宮殿を舞台にした豪華絢爛な作品で公演中にもかかわらず異常事態が発生していました。
宝塚歌劇団には約20名の演出家が在籍しています。1番の古株は「ベルサイユのばら」の初演脚本担当の植田紳爾氏(89歳)で、「日本ミュージカルの顔」と呼ばれる小池修一郎氏(67歳)も宝塚の所属です。
「宝塚の特徴は、劇団所属の演出家が作品を作ること。脚本を書き、団員へ演技指導し、作品の総指揮を執る、いわば“全権監督”のような存在です」と関係者は話します。
「蒼穹の昴」の演出・脚本を担当していたのが、原田諒氏(41歳)です。
大阪出身、同志社大学法学部在学中の2003年に宝塚に入団します。演出助手を経験し2010年には演出家としてデビューする天才肌です。
2013年には、「華やかなりし日々」、「ロバート・キャパ 魂の記録」で、読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞します。歴史ものの作品を得意とし、その後も菊田一夫演劇賞、文化庁芸術祭賞演劇部門新人賞、次々と演劇界の主要な賞を獲得してきました。
「最近では外部の舞台にも活躍の場を広げ、宝塚の若手の中で最も活躍している気鋭の演出家です」関係者はつづけました。
宝塚の演出家といえば、契約社員として入団し、何年も演出助手をしてようやく演出家デビューできるのですが、原田氏は4年ぶりの募集で、タカラジェンヌよりも狭き門をくぐって入門しています。
志半ばでやめる人も多く、ヒットメーカーとなれる人は10人に1人の厳しさです。
宝塚では演出家の権限が強く、配役やセリフも演出家の一声で変わってしまう、「団員達を生かすも殺すも演出家次第。自分は特別な権力を持っていると思い込み、団員やスタッフに尊大な態度をとる演出家もいます。時にはパワハラも見受けられます」と関係者は話します。
原田諒氏もその傾向が強かったといいます。
「特に娘役への当たりが強く、役を与えないことで有名でした。過去には「下手くそ!お前の役の設定を変えたろか」などと言われ続け、失声症になった娘役もいます」
今回の「蒼穹の昴」でも退団する4名の娘役のうちトップの朝月以外は役らしい役が与えられず、それぞれ注目される場面を作る予定でしたが、台本が長くなり原田氏の判断でカッとされています。
96期生の朝月は入団12年目の遅咲きの娘トップ役に就任しました。しかし、稽古場では、
「どこ向いてしゃべってんねん!」
「お前、顔でかいねん!」
「俺の演出のときに退団するなよ、失礼や」
「みんな、朝月のサヨナラショーは省エネでええで!」と大声で告げたといいます。
そうした罵声は雪組トップ、彩風咲奈にも浴びせられていました。
「彩風はなんにもできひんな」
「目をむくなって」
「斜視、やめてな」など言い放っていたといいます。
他も執拗にダメ出しを受け、泣き出す団員もいたほどです。
「反発したり劇団に訴えたりしたら今後、役がもらえなくなるため、彼女たちはただ耐えるしかないのです」関係者談。
10月1日、宝塚大劇場で始まった「蒼穹の昴」は11月26日から東京宝塚劇場に会場を移し、12月9日、突然に辞令が張り出されます。
〈辞令 阪急電鉄(株) 原田諒(制作部 演出)(以上 12月9日付)以上〉
公演中に原田氏は劇団を退団し親会社の阪急電鉄に移動を命じられたのでした。
公演中に演出家がいなくなるなんて前代未聞の異例中の異例と大騒ぎになります。
「なんで?」「だれか暴言を録音した?」と憶測が飛び交ったといいます。
原田諒氏のセクハラ文春砲
原田諒氏のセクハラが発覚します。2022年、真矢みきさんの紹介で演出助手として入団した20代のAさん(男性か女性か特定していません)
Aさんの父親の知人が真矢みきさんの知り合いで真矢さんにつないでもらったと話しています。体育会系で物腰の柔らかなAさんを原田氏は「ええ子やわ~」気にいっていました。
Aさんが宝塚の試験医合格して、入団が決まった時、原田氏はすぐに真矢さんに連絡したといいます。入団前から「仕事のサポートして」とAさんを運転手がわりに使っていたともいわれています。プライベートで原田氏のサポートをするようになり、深夜にホテルへ送り届ける車の中で
「今日泊っていったら?」
「泊まったら、君のこと犯してしまうと思う」
「裸で寝るの好きやねん、一緒に裸で寝よ」
「性処理でもお願いしたいわ」
「ホテルで自慰はしてるの?」
「自分で1週間に何回するの?」
原田氏から卑猥な言葉がエスカレートするAさんの恐怖と闘う日々です。
入団したAさんが宝塚で家を探す際も、原田氏が自分の自宅の近くに家を借りさせようとしたり、深夜に呼び出されたり、運転手をさせられたり、食事に突き合わされたり、気持ちとは裏腹に笑顔を作り必死でかわしつづけたAさんです。
ますます原田氏のセクハラはエスカレート「一緒に住もうか」「養子にしてあげる」「帰ってきたら即尺な」「(精液を)漏らさず全部飲めよ」と露骨な表現になります。
精神的に追い詰められたAさんは入団時より8㎏も痩せ、眩暈や耳鳴りいに悩まされるようになります。
11月19日、Aさんから宝塚総務部へメールが出されます。
〈この度、一身上ご都合(ママ)により退職させていただきたく、ご連絡をいたしました〉
驚いた担当者がAさんと母親に聞き取りをします。
口の重かったAさんから「原田先生から性的な誘いが続いた」とやっと聞き出しますが、劇団は当初うやむやにしようとしました。
Aさんは原田氏の発言を録音しており「出すところに出すつもりだ」と詰め寄ったといいます。
この時点で原田氏には全く危機感がありませんでした。「もっと色々言ってたのに書いてへん」とけらけら笑っていました。さらに「もう要らんから切って」といい、制作部長は「了解」と答えたといいます。
11月27日、Aさんの母親に真矢みきさんから電話が入ります。
「毎日言われたって言葉だけでしょ?」
「彼はすごい人なのよ。新人の演出家と賞をたくさん取っている原田君の、どっちが劇団にとって必要だと思いますか?」
真矢さんは「真矢が原田君を叱るからそれで収めて」と提案したといいます。
文春の取材に真矢みきさんは被害者Aさんの母親に電話したことは認めましたが、内容には少し差異があると語っています。
11月29日、劇団理事長、制作部長、総務部長、原田氏の4人で、Aさんに提出する「反省文」について会議が行われます。
原田氏の直筆で綴った7枚の反省文が完成します。
〈私の不注意かつ節度を欠いた言動により、心身共にA様(文中実名)を傷つけてしまいました事、心より深くお詫び申し上げます〉
〈大変失礼ながらかつての自分と同じ夢を持つ貴方を、次は自分が育てていく番だという思いが深まりました〉
〈車中の会話は、社会人としてあってはならぬ発言でした。節度を超えた会話は、いかなる状況であっても許されることではありません〉
〈人間を描くべき演出家が他者の気持ちを慮れないなど、あってはならぬ事です〉
※文春オンラインより原田氏直筆の反省文
反省文は11月30日にAさんに送られ、12月26日付けで原田氏を退団させます。しかし、原田氏がメディアにセクハラやパワハラを聞かれた時には「否定する」と決め、原田氏は「知らんで通せるわ」と豪語していました。
文春のAさんへの取材によりますと、Aさんは「話してはいけないと言われているんで、すみません」
原田氏に対しては「二度と会いたくない」
劇団については「対応していただきありがたいと思っています。なるべく早く復帰したいです。あの、話すな、と言われているのですみません。劇団に聞いてください」と、深々お辞儀をするばかりだったといいます。
原田氏への電話取材では、セクハラパワハラどちらも否定し、「事実無根」と答えました。
真矢みきさんへの取材で「まだ作品を書かれていないAさんがこのようなことで注目をあびるのはAさんにとってよくないことだと思いますよ、とは言いました。原田さんはお名前のある方で、作品も当ててらっしゃる方で、もしものことがあっても……逆にAさんが損ですよ、世間に公表するより弁護士をつけて正していけばどうですか、と」
「今は時代が、パワハラやセクハラにすごく厳しくなりましたけど、でも宝塚は、アスリートの世界もそうだと思いますが、ある程度の上下(関係)とか、しきたりとか伝統とか、そういうのを教え込まないと、割と作れない世界なので。歌舞伎さんもそうなんでしょうけども。こういう形になってしまうのが、本当に残念です」
阪急阪神HD会長の角和夫氏は「弁護士と相談して、今回の事案では解雇はできないということで、異動の辞令を出した。会社のルールに則って処分しています。(Aさんに対しては)不利益は与えないよ。当たり前じゃないですか。被害者なんだから当然です」とコメントしました。
劇団は、確認できていない、プライバシーに関わることでお答えできませんとはぐらかしいています。
宝塚のモットー「清く正しく美しく」を忘れないでと結んでいます。
追記:文春電子版の音声番組によりますと、劇団の1月1日の拝賀式にて、社長からパワハラやセクハラへの対策を強化していくとの決意表明がありました。今回の報道により劇団内のパワハラやセクハラ事案の提出が続いているとのことで、今後も追加の報道が出る可能性があります。追記終わります。
原田諒氏と真矢みきさんとの関係
文春オンラインで原田諒氏の擁護発言をしている真矢みきさんと原田諒氏との関係はどういったものでしょうか。
原田氏が宝塚に入団したのが2003年です。
宝塚の花組トップとして活躍した真矢みきさんは、1998年に退団していますので、宝塚歌劇団での接点はありません。
そもそも被害者のAさんの父親の知り合いからのつてで、原田氏に紹介したのが真矢さんですから、両者の間に入って収めようとするのは当然ですね。
真矢さんもこれから演出家になりたい20代の若者を応援するつもりで、原田氏を紹介したのでしょう。
真矢さんが宝塚OGとして原田氏と関りがあったのではないかと思われます。
真矢さんと原田氏は似ているとの声も出ています。
真矢さんは中学3年15歳で宝塚音楽学校へ合格しています。受験資格は15歳から18歳ですから最年少で合格しています。倍率も高いことで知られる音楽学校です。そこから勉強を重ね男役トップまで上り詰めます。
原田諒氏は同志社大学の3年の時に募集広告を見つけて応募し合格しています。こちらもタカラジェンヌよりも狭き門と言われています。
若くして才能あふれる2人ですね。宝塚エリートといえるのではないでしょうか。
原田諒氏の結婚は?妻はいるの?
原田りょう氏は結婚しているのでしょうか。
1981年生まれの41歳、2003年に宝塚に入団まだ、同志社大学の学生でした。
2006年新人公演にて月組公演「暁のローマ」を初担当しています。
2010年宙組公演「Je Chante(ジュ シャント)-終わりなき喝采-」で作・演出家としてデビューしています。
2012年空組公演「華やかなりし日々」で大劇場公演デビューします。
第20回読売演劇大賞優秀演出家賞の受賞をはじめ、多数の賞を受賞しています。若手天才演出家の代表です。
仕事に追われ結婚をしていないのか、結婚や妻や子どもという情報が出てきません。
セクハラ被害者が男性ではないか、宝塚の娘役に特に当たりが強いなど、考えると結婚の情報が全くないのもうなずけます。
原田諒氏、同志社大学通信189号
原田諒氏の母校、同志社大学通信189号に記事がありました。大阪府出身の原田諒氏は演劇好きな両親と幼いころから宝塚の舞台を見ていました。
大学3年生の時、4年ぶりに募集された宝塚歌劇団演出部に応募し合格します。演出助手として、稽古場での仕事、脚本の書き方、演出の仕方、生徒への接し方などを学んでいきました。
演劇サークルにも入ったことがなく全く白紙のスタートだったといいます。上下関係やしきたりに厳しい世界で叱られくことも度々、演劇人として育てて頂いて人間としても鍛えて頂き心から感謝しています。と語っています。
もともと優秀だったとしても、学業と演出助手を同時進行しながら研鑽をかさねたのでしょう。
宝塚では脚本・演出の両方を一人の人間が手掛けます。
主演者が決まると彼女の魅力を最大限引き出す企画を考えるところから始まります。単にダンスが得意、歌が得意、という主演者の技量だけではなく個性も知っておく必要があります。
大胆に見える男役が繊細な性格だったり、楚々とした娘役が実は激しい性格だったりすることもある。よく見極め、化学変化を期待しながら企画脚本を練り上げ、音楽や振り付けなどの様々なスタッフと打ち合わせを重ね稽古に臨みます。
作品を作るにあたり集める資料は膨大です。大切なのはその行間を読み解き、いかに人間の感情を描いていくか、夢の国タカラジェンヌだからこその「愛」や「夢」を舞台に体現できると思うのです。
いかに時代が変わろうと宝塚はいつまでも美しい夢の花園であってほしいですし、ふさわしい作品を作っていきたいです。
宝塚愛も熱いですが、作品と人格は別物論議も再熱ですね。
宝塚歌劇団のお知らせ
2022年12月28日、宝塚からお知らせがありました。
ご心配をおかけしたファンの皆様ならびに関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。当該報道は、個人のプライバシー保護の観点から配慮を欠いた記事であり大変遺憾であるとともに、本件に関して弊団が隠ぺい等の不適切な対応や不誠実な発言を行ったかのような、事実と異なる内容や表現がございますが、ハラスメント事案があったことは弊団として確認しており、関係者から慎重に聞き取りを行い、また弁護士等の見解を参考に、厳正に対処するとともに、ハラスメントを受けた方の心情に寄り添い真摯に対応しております。
なお、ハラスメントを行った団員は既に退職しており、現在は宝塚歌劇団及びグループ会社のいずれにも所属しておりません。弊団では、研修やアンケート調査の実施、相談窓口の設置などを通じて、ハラスメントの根絶に力を入れて参りましたが、今回、このような事案が発生した事実を重く受け止めており、今後はハラスメントの防止のさらなる徹底に努める所存でございます。
宝塚音楽学校の過去には96期生事件
私なんかは頭固いから未だに96期生を応援できないでいるよ、別に因果応報だとまでは思わないけど
追記:2023年4月公演どうなる?
東宝制作だし
2017年、初顔合わせだった原田諒氏と大地真央さんの「ふるあめりかに袖はぬらさじ」。大地真央さんが美しい、ラストの熱演が圧巻と好評判でした。
次回は2023年4月、「おかしな二人」で再度タッグを組みます。大地真央さんと花總まりさんは初共演です。80年代が設定の喜劇作品ですが、現代に合ったテンポで演出していきたいと意気込みを語っていました。
現在のところ、原田諒氏はコメントを出しておらず真偽不明です。舞台関係者は今後、舞台演出の依頼は難しくなったと語っています。
「おかしな二人」の公式サイトでは潤色:原田諒となっているものの演出がありません。演出助手:落石明憲となっています。潤色とは小説の脚本化や脚本アレンジする「脚色」と同じような意味合いで、初演の脚本家の方を指すことも多いようです。
今後の動向を見ていきます。
追記:2023年6月原田氏の手記
2023年6月、今まで公に原田氏の言い分がきかれることはありませんでしたが、文春オンラインの発表によって、被害者Aさんと原田氏との出会いから宝塚退団に至る経緯が原田氏からの視線で描かれています。
A氏の告発とは微妙な温度差があり、原田氏の性的志向を全く知らなかったA氏の真っ直ぐさが誤解を招き、立場的にも勘違いした原田氏の言動が行き過ぎた感は否めません。
福岡県の医者の息子として何不自由なく育ったA氏は、東京の大学へ進学し母親とともに状況。子どもの頃に祖母に連れて行ってもらった宝塚への憧れが忘れられず、A氏の父親と知人だった真矢みきさんに原田氏との仲介を頼み、つながります。A氏の何不自由ない人生がここでも発揮されるわけですね。
宝塚にも就職が決まり、A氏自から進んで原田氏の運転手や雑用を買って出たと原田氏はいいます。
原田氏の自宅近くに引越ししたいと言い出したのはA氏本人と語っています。
最初こそ、A氏はやる気満々で原田氏に尽くしていたのでしょうが、慣れてくるに従い、原田氏の性的志向がA氏に向かってしまったのでしょう。その部分には、原田氏は全く触れていません。
A氏が追い詰められていることに、原田氏はもっと早く気が付くべきでした。原田氏は最初から断れば良かったと話しています。
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